サービス残業に対する感覚の違い


業と聞くと、すぐ思いつくのが「サービス残業」だ。
サービス残業と一言で言っても、環境によってそれぞれの職場で残業の意味合いが違かと思う。
与えられた仕事が終わらず、しょうがなくやる残業。
自分の仕事は終わったのだが、周りが終わらず手伝う残業。
さらには、会社側から暗黙のルール状態で無理やりやらされてしまう残業などがある。
日本人は責任感が強い人が多いと良く耳にするが、これがサービス残業の原因になっているのではと思う。
責任感が強いからこそ、自分だけ定時で帰るのは申し訳ないとか、自分が仕事が遅いから残業になっているのだから賃金はもらえない、など思ってしまう人がいるのではないだろうか。
こういう人が多いと、会社的にはとてもありがたい。
余計な賃金を払わなくても、仕事はどんどんこなしてくれるのだから。
なので、サービス残業はいけないよと口では言っていても、あまり厳しく言わない会社の方が多いのではないだろうか。
特に、気持ちよくサービス残業をやってくれる人が多い会社は黙認していることだろう。
ただ最近の若者たちの中に、この責任感があまりない人が多々いると耳にする事がある。
そうなると、社員同士で、仕事に対する温度差があまりにも増えてしまい、トラブルになってしまうのではないだろうか。
例えば、昔からいた人にとっては、サービス残業は当たり前という感覚だったとする。
そこへ、新しく入った若者は、みんながサービス残業をしているので、しかたなく同じようにする。
しかし、本人にしてみると、賃金をもらっていないのに働かされていると感じてしまう。
1日2日程度の事なら我慢もきくだろうが、ほぼ毎日となっていたら、不満も溜まっていくだろう。
もし、その若者が労働基準監督署に通報したら、この会社は危機に陥るだろう。
そうならない為にも、会社としてはサービス残業は徹底的に取り締まって禁止にすべきなのだろうが、相手の事を思いやっての残業や、仕事に対する責任感からの残業をする人の気持ちが全くなくなってしまうのも、なんだか寂しいなと思ってしまう。
9月からブラック企業に対する実態調査を始めると厚生労働省は発表したのだが、この感覚の違いからでてくるそれぞれの言い分に対して、どう判断し、優良なのかブラックなのか分けるのか気になるところだ。